アイスコーヒーの主役は氷だった|薄まらない氷とコーヒー氷の作り方
はじめに
連日の猛暑、アイスコーヒーがおいしい季節です。急冷式や水出しで丁寧に淹れたのに、飲み終わる頃には水っぽい……。その犯人は豆でも淹れ方でもなく、グラスの中の氷かもしれません。今回は脇役扱いされがちな氷に、まるごと1本使って向き合います。
なぜ家の氷はすぐ溶けるのか
冷蔵庫の自動製氷でできる氷は、じつは溶けやすい条件がそろっています。
- 小さい:氷は表面積が大きいほど速く溶けます。小さい氷をたくさん入れるのは、いちばん薄まる組み合わせ
- 白く濁っている:急速に凍らせると空気や不純物が中に閉じ込められ、白く濁ります。濁った氷は溶けるのも速い
喫茶店のアイスコーヒーが最後までおいしいのは、大きくて透明な氷を使っているからです。
対策1:大きい氷に変える
いちばん簡単で効果が大きいのがこれ。100円ショップの大きめキューブやロックアイス用の製氷皿に変えるだけで、溶けるスピードが目に見えて変わります。急いでいる日は、コンビニの袋入りロックアイスを買ってしまうのも立派な選択です。
対策2:透明な氷を自作する
こだわり派は透明氷の自作へ。ポイントはゆっくり凍らせることです。
- 水を一度沸騰させて冷ます(溶け込んだ空気を減らす)
- 製氷皿ごとタオルで包み、冷凍庫へ
- 半日〜1日かけてじっくり凍らせる
タオルで包むと凍るのが遅くなり、空気や不純物が押し出されながら凍るため透明に近づきます。完璧な透明を目指すと沼ですが、「沸騰させた水+タオル」だけでも十分違いが出ます。
対策3:コーヒー氷という最終回答
溶けても薄まらない氷、それがコーヒーを凍らせたコーヒー氷です。
作り方
- 濃いめに淹れたコーヒー、または水出しコーヒーの余りを冷ます
- 製氷皿に注いで凍らせるだけ
楽しみ方
- アイスコーヒーに入れれば、最後の一口まで濃度キープ
- グラスにコーヒー氷+冷たい牛乳を注げば、だんだん濃くなるアイスカフェオレに。黄金比のカフェオレとはまた違う楽しさです
注意点
- 冷凍庫の匂いを吸いやすいので、1〜2週間で使い切る
- 製氷皿に色と香りが移るため、コーヒー専用の製氷皿を1つ決めるのがおすすめ
仕上げの小技:グラスを冷やす
氷を守る意味でも、グラスは冷蔵庫や冷凍庫であらかじめ冷やしておきましょう。常温のグラスは注いだ瞬間に氷を溶かします。たったこれだけで、最初の一口の冷たさが変わります。
まとめ
| 悩み | 解決策 |
|---|---|
| とにかく手軽に改善したい | 大きい製氷皿・市販のロックアイス |
| 喫茶店の氷に近づけたい | 沸騰させた水+タオル包みでゆっくり凍らせる |
| 絶対に薄めたくない | コーヒー氷(専用製氷皿で) |
豆と淹れ方を変えなくても、氷を変えるだけでアイスコーヒーは一段おいしくなります。今夜、製氷皿をひとつ仕込んでから寝ませんか。