楽しみ方による分類|シングルオリジン・ブレンド・スペシャルティ

シングルオリジンとブレンドの違い、スペシャルティコーヒー、デカフェまで、飲み手側から見た分類を紹介します。

シングルオリジンとブレンドが並ぶコーヒー店の棚

売り場やメニューでよく見る言葉を、飲み手の視点から整理します。

シングルオリジン(ストレート)

単一の産地・農園の豆だけで飲むスタイル。産地や品種の個性をダイレクトに楽しめます。「エチオピア イルガチェフェ」「パナマ ゲイシャ」のように、産地名がそのまま商品名になります。

ブレンド

複数の産地の豆を配合したもの。単一の豆にはないバランスの取れた味をつくれるのが魅力で、喫茶店の「オリジナルブレンド」はお店の個性そのものです。

  • 「モカブレンド」のように産地名を冠する場合、その豆を30%以上含む必要があります(全日本コーヒー公正取引協議会の規約)

スペシャルティコーヒー

生産履歴が明確(トレーサビリティ)で、カッピング(品質評価)で高得点を獲得した高品質コーヒー。「農園から一杯のカップまで(From seed to cup)」の品質管理が徹底されています。サードウェーブコーヒーの広がりとともに、日本でも定着しました。

レギュラーコーヒーとインスタントコーヒー

  • レギュラーコーヒー:焙煎した豆(または粉)から抽出して飲むコーヒー全般
  • インスタントコーヒー:抽出液を乾燥させたもの。お湯に溶かすだけで飲める
  • リキッドコーヒー・カプセル式:近年は形態も多様化

デカフェ(カフェインレス)

カフェインを90%以上除去したコーヒー。妊娠中の方や夜のコーヒータイムに。水だけでカフェインを除く「スイスウォータープロセス」など、風味を損ないにくい製法が主流になっています。カフェインの働きについては成分と健康性で詳しく解説しています。

収穫年度による呼び分け

お茶に一番茶・新茶があるように、コーヒーにも収穫年度による呼び名があります。

呼び名意味特徴
ニュークロップその年に収穫された新豆香り・風味が豊か。スペシャルティの基本
パーストクロップ収穫から1年ほど経過刺激が落ち着き、まろやか
オールドクロップ数年寝かせた豆酸味が抜けた独特の深い風味